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イタリア ラツィオ
Le Coste レ コステ Bianco ビアンコ 2021 750㎖
5,830円(税込)
収穫後、果皮と共に2週間、圧搾後も大樽の中で醗酵、 そのまま12か月、ボトル詰め後6か月の熟成。 完熟した果皮の香りはあるものの、 決して固いと感じるわけではない、 いつも以上の飲み心地。 特に21は醸造的なニュアンスよりも、 果実的な香りや味わいを強く感じます。 ワイン全体に感じる清潔さ、 最近のビアンコのクオリティには 本当に驚かされてばかりですが、 本当に複雑さと繊細さを持ち合わせたビアンコ。
フランスのヴァンナチュール生産者の元で働きながら学び、帰国後2004年より祖父の住むラツィオ北部、グラードリのブドウ畑より栽培、ワイン造りを開始した。なぜフランスで学んだか?それは「自分が最も好きなワインの造り手達がいたから」、奔放なようで非常に真剣、強すぎる情熱はすべて畑に、カンティーナに向けられている。
驚くほど多種類のワインもすべてがシンプルに表現し続けた結果、愉しみのあるワイン、そしてたくさんのメッセージが込められている。
カルデラ型の湖ラーゴ ディ ボルセーナの畔。周辺の土壌は火山礫、凝灰岩、顆粒状の石が積み重なり形成されている。
砂質、火山性の堆積物、特に鉄分が多く、石灰質と共にブドウに特徴的なミネラルを与えている。
標高は350m~450mの間に位置し、祖父の畑や周囲の小さな放棄地を寄せ集めた2ha(樹齢が非常に高い)と、2004年に彼が手に入れた3haの土地「Le Coste」。その他、少しずつ土地を買い足し、現在は合計8ha。
畑では農薬はもちろん、堆肥なども一切使わない農法を徹底。
畑ではブドウ樹だけを栽培するのではなく、自家消費用に野菜やオリーブ(一部は販売用にも生産)、果実を混植。単一的な環境ではない、より多様性のある畑、自然環境に近づける努力を惜しまない。
「Le Coste」の畑は植樹から仕立て、手入れまで、一切の妥協なく≪最高のブドウ≫を収穫することのみを考えた畑。
まだ15年に満たない樹齢でありながら、高樹齢の畑以上の良質なブドウを付ける。
樹齢が古いという事はもちろん大切だが、健全に年を重ねてきたかも大切。
樹すべてを把握し、樹勢から結実、果実の状態まですべてを見てワインを造る。
彼の醸造はカンティーナではなく畑でもう始まっている。
レ コステのフィロソフィともいえる、醸造からボトリングに至るまで、一切の薬品類、温度管理、清澄、ろ過を行わないワイン造り。
細かく分かれた畑から収穫されるブドウはそれぞれ、果実の密度、味わいの構成、いわゆるテロワール(土地)のキャラクターが違う。
その違いを最大限に表現して造るため、ベース的なワインを除き、Cruごとに造られている。
ポテンシャルを秘めたブドウには最大限の追求(挑戦)を、また日常的なワインには毎日飲んでも飽きることのない心地よさ、愉しみを持ったワインにと、多様な中にもはっきりと個性を秘めたワイン。
そしてすべてに共通しているのは、「異常なほどの飲み心地」。
自由さを持ちながらも、ゆるぎない覚悟を持ち、挑戦をし続ける最高の造り手。
- タイプ:
- 白
- セパージュ:
- プロカーニコ、マルヴァジアディカンデイア 、ヴェルメンティーノ他
20歳未満の飲酒は
法律で禁止されています。