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イタリア サルデーニャ
Panevino パーネヴィーノ GIROQUADRO ジロ クアードロ 2020 750㎖
7,100円(税込)
ジロトンドは「手をつなぎ輪になって歌いながら、ぐるぐる回る子供の遊戯」という意味の単語なのですが、もともとはジロ(回転)とトンド(丸い)という2つの単語を合体させてできた言葉。ジロという名前のブドウを使ったワインであることと、遊び心を大切にするジャンフランコの精神を体現したような名前を・・・と考えた時に思いついたのがジロトンドでした。で、今回はトンド(丸)ではなくクアードロ(四角)・・・。曰く、ジロトンドをカニュラーリのモスト/ワイン(醗酵途中のモスト?)で“補正した”ワインとの事・・・「無秩序(=自由)な表現を、完璧(合理的/理性的)なブドウで“補正する”ことで合理化/理性化しようとする事が、いかに無駄な試みかを、合理性や論理性を象徴する“四角”や“額縁”を意味するクアードロと、無秩序の象徴的存在ともいえる角や頂点のない円や渦(トンド)などで言葉遊びをすることで表現しようとした。」そうです・・・。本当にジャンフランコ語は難解ですよね・・・(笑)。つまりのところ、ジロトンドといった圧倒的な個性を備えたワインに、ほんの少し他のワイン/モストを入れたところで、その個性を押さえつけたり、消し去ることなどできない・・・という事が言いたいのかと。。
サルデーニャの州都カリアリから北に80kmほどの小さな村ヌッリにあるパーネヴィーノ。当主ジャンフランコ マンカは、幼い頃より母親や叔母からサルデーニャの伝統的なパン造りを学び、若くして叔父のパン屋を引き継ぎパン職人となりました。1986年、先祖が苗木を植えたものの長らく放置されたままになっていたブドウ畑の回復を決意、自ら栽培を手掛け始め、1994年には公式にワイナリーとしての活動をスタート。標高450mから700mまで、土壌も火山岩質から粘土-片岩質と様々な特性の複数の区画に合計6ヘクタールの畑を持ち、カンノナウを主体に、ムリステッル、カニュラーリ、カリニャーノ、モニカ、モレットゥ、ジロ、モスカート、マルヴァジーア、ヴェルメンティーノ、セミダーノ、ヌラーグスなど30種以上の土着品種を栽培。品種・区画によっては樹齢100年を超えるものも(中にはほぼ絶滅してしまったような品種も)。年間生産量は約15,000本。
大地、人、その他の生命に対して最大限の敬意を払うべく、畑では一切の施肥を行わず、畑に自生する草を鋤き込むことで緑肥として利用しているほか、ボルドー液さえも使用せず、細かい粉末状の土と硫黄を混ぜたものを農薬代わりに6月に1度(年、畑によっては一度も撒かない)する以外には一切何も畑には散布しません。ワイナリーでも、醸造からボトリングまでの全ての工程で一切の薬剤を使用していません。
パーネヴィーノのワインは、アルヴァス(白)やピカデ(赤)を例外とし、毎年セパージュも名前もラベルデザインも変わります。その年々の自身の想いや意思(時にはアイロニーも)を反映させたワインを世に送り出すジャンフランコ。彼はアーティストであり、ワインは彼にとって「生きた芸術作品」なのです。
- タイプ:
- 赤
- アルコール分:
- 16%
20歳未満の飲酒は
法律で禁止されています。